2013年10月31日木曜日

台湾発信ニュータイプ世界葬送文化の出現:ギャルによるマーチングバンド

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ロケットニュース24 6時間前
http://rocketnews24.com/2013/10/31/383514/

台湾のお葬式がにぎやかだと話題!
ミニスカ美少女バンドが演奏してお見送り
 ネットの声「死んだおじいちゃんも喜ぶねぇ」


日本では、葬儀はしめやかに行われるものと考えがちだ。
だが、そんな “常識” をくつがえす葬儀のようすがインターネット上で話題となっている。
台湾のある地域で行われたという葬儀がとても楽しそうだというのだ。

なんと葬儀でマーチングバンドの演奏が行われたのである。
しかも演奏者は、アイドル風のミニスカ制服美少女チーム! これにはネットユーザーも「死んだおじいちゃんも喜ぶわ」と、大注目である。 

●・台湾の地方都市での葬儀のようす
 台湾の南西部に位置する雲林県の葬儀業者が公開したものであるという。
 動画の中央には棺が安置されている。
 そして、そこに現れたのは、なんと台湾美少女マーチングバンド!

●・台湾の美少女マーチングバンド
  可愛らしくデコレーションされた指揮棒をふる指揮者、金管楽器や打楽器を演奏するメンバーたち。
 まるで、女子高生のブラスバンド部みたいだ。
 最年少はなんと16歳だという。

彼女らは隊列を組み、キュートなミニスカ制服をひらひらさせながら台湾の流行歌や、日本の美空ひばりの『あの丘越えて』などをメドレーで演奏するのである。
マーチング隊はあくまで粛々と演奏をするが、会場はとてもにぎやかだ。

●・ネットユーザーの声

この動画にネットユーザーからは、

「最高のお見送りじゃないか」
「うわぁ、なんかいいなぁ!」
「小太鼓の女の子が可愛い」
「俺は指揮者推し」
「なんかお祝いみたいだな!」
「私の結婚式よりにぎやかだわ」
「こういうのって台湾独特のものなの?」
「故人も起きてくるわ」
「死んだおじいちゃんも喜ぶねぇ」

と、コメント。
なかには、「私の葬式もこんな感じでお願いしたい」という声も見受けられる。

●・台湾中南部で多く見られるらしい
台湾メディアによると、このように楽団を呼ぶにぎやかな葬儀は、台湾中南部で見受けられるそうだ。
お別れは悲しいものだが、亡くなった人も家族や友人の悲しい顔を見るのは辛いことだろう。
あなたが見送られる立場になったら、こんなにぎやかな葬儀にしてほしいと思うだろうか?

参照元:YouTube、ET Today、Apple Daily(中国語)
執筆:沢井メグ

▼こちらが葬儀のようす、美空ひばりの『あの丘越えて』は2:55あたりから





葬式文化はその社会の宗教文化の反映でもある。
あの世があれば葬式は賑やかになり、あの世のない文化だと湿っぽくなる。
例えば韓国は儒教であの世がないから泣き葬式になる。
台湾は道教がベースなのであの世がこの世よりも華やかなので、喜び葬式になる。
日本はというと極楽と地獄が四十九日以降の閻魔審判できまるので、葬式はなんとなく中途半端でいわゆるどちらにしていいのかわからないので「しめやか葬式」になる。
極楽と決まっていれば喜びで、地獄なら泣きになるのだろう。



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月8日 0時13分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80216&type=0

マーチングバンドで死者送るミニスカ美少女チームが話題―台湾

 2013年12月5日、中国新聞社によると、台湾で話題になっているアイドル風のミニスカ制服美少女チームがマーチングバンドの演奏で死者を送ってくれる葬儀を3日夜、英紙デイリー・メールが1面で大きく報道した。
 同美少女チームは台湾雲林県の「園榕生命礼儀社」の「秀娟楽団」。
 台湾メディアの報道によると、同楽団が棺桶の周りでマーチングバンドを演奏する様子を映した6分の動画がネット上で次々に転送され、話題に火が付いた。
 英国のネットユーザーからも「台湾の光」だと称賛する声が寄せられている。

 同楽団は郭淑娟(グオ・シュージュエン)団長(37)が結成して約6年になり、メンバーは16歳から30過ぎの女性15人。
 半数が90年代生まれで、主婦もいれば、今年から夜間高校の学生になったメンバーもいる。

 同社の責任者・呉俊栄(ウー・ジュンロン)さんは取材に対して、
 「同楽団と提携して数年になる。遺族が楽団の演奏を望む場合、郭団長に連絡する。
 ネット上で話題になっている動画も私が撮影したもの。
 雲林市は海に面しており、市民はにぎやかなことが好き。
 遺族はお金を払って楽団を呼び、演奏をしてもらうのはとても光栄なことで、にぎやかに死者を送ることができると考えている。
 少しずつ現地の伝統になり、今では当たり前のようになっている。
 中には楽団のメンバーが多いほうがいいと望む人もいる」
と紹介している。

 郭団長は、
 「毎日必ず仕事があるというわけではないが、1日平均1-3カ所の葬式で演奏している。
 同市を中心に、最も遠い所では台東県にまで行ったことがある。
 メンバーの月収は約2万台湾ドル(約7万円)。
 田舎で暮らしている主婦や在学中の学生にとってはいい小遣い稼ぎ。
 一番大事なのは人のためになることができること。
 経済的に苦しい遺族のために、無料で演奏したことも何度かある。
 感謝してもらった時は、無類の充実感がある」
と語っている。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/TF)